けやき日記

丸岡太鼓店のブログ。太鼓造りをしながら思った事や公演、イベントのご案内。



山村流の地唄舞


静岡音楽館


2012年01月21日(土) 開場14時30分、開演15時00分



山村若、山村光(舞)


菊原光治、菊央雄司、菊萌文子、菊寺智子(地唄)


藤舎呂浩(囃子) ほか



《八千代獅子》


狐の嫁入り


《蛙》


《浪花十二月》


《ゆき》


《葵の上》



全指定¥4,000(静岡音楽館倶楽部会員¥3,600、22歳以下¥1,000)



409-684 チケットぴあ販売ページ



発売中



主催 : 静岡音楽館AOI 指定管理者(財)静岡市文化振興財団


特別協賛 : 静清信用金庫


お問合せ : 静岡音楽館AOI TEL.054-251-2200


協賛 : アイワ不動産、HARVEST HOMES


※ 価格は税込です。


※ 都合により内容を変更する場合があります。


※ 一般券以外のチケットは静岡音楽館AOIのみでお取扱いします。


※ 託児サービスをご利用いただけます。


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山村流の地唄舞


ろうそくの陰翳のなか、しっとりとした音楽にのせて、繊細な動きが女の美しさをよりいっそう美しく魅せる。京阪4流でもっとも伝統のある大阪の山村流、その至芸に酔いしれる。


山村流は、三世中村歌右衛門に歌舞伎の振付師としての才能を認められた山村友五郎を流祖として、文化3年(1806年)、大阪で流創しました。


地唄とは、土地の唄、特に江戸時代に京大阪の地で流行した唄を意味しています。検校・勾当と呼ばれた盲目の音楽家によって、精神の開放を得ようと研ぎ澄まされた聴覚で心の奥深くに向けて作り出された音楽です。しっとりとした声と、ひと撥の余韻を大切に演奏する三味線は、地歌の特徴をもっともよく表し、曲目によって箏や胡弓が添えられます。


地唄舞は、その音楽を舞の伴奏として、息遣いが伝わるほどに身近な空間である座敷で舞われ、体の動きを抑制し、精神性を重んじた形となってあらわれました。それこそ、蝋燭の焔の揺らぎの中で鑑賞されるもので、集団群衆の熱狂から離れて、繊細巧緻な個人による高い鑑賞眼にもまれて完成の道をたどってきました。


季節や自然・風俗や文学をかいつまんで表現する至高のエスプリ芸術といわれる山村流の地唄舞から、特長ある四つの作品を六世宗家若・光ご兄妹に舞っていただきます。獅子と蝶の戯れに御代を寿ぐ《八千代獅子》、蛙と蛇のやりとりを面白おかしく歌い込んだ《蛙》、廊の女性がかつての恋を想う心情を悲哀をこめて描写した《ゆき》、『源氏物語』の能より六条御息所の生霊があくがれさまよう《葵の上》をどうぞ心ゆくまでご堪能ください。


田村博巳(演出家、国立劇場芸能部副部長、静岡音楽館AOI企画会議委員)


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