けやき日記

丸岡太鼓店のブログ。太鼓造りをしながら思った事や公演、イベントのご案内。

あれはいつだったか、南座の千穐楽。
奈落のスッポンの乗り口付近で待機していると
道具方10数名がやってきた。
そして勘三郎丈がスッポンに。
掛け声とともに道具方が綱を引く。
すごい勢いで花道から飛び出す勘三郎
場内は割れんばかりの拍手と歓声
小屋が揺れるとはこの事か
御簾横の幕の隙間から客席を見る
興奮、幸福、歓喜が客席を包む
あっという間に緞帳が下り
追い出し(打ち出し)の大太鼓が鳴る。


終演後道具を楽屋口まで運んでいると
さっきまで客席を搔き回していた
勘三郎丈が涼しい顔して出てきた。
しかも役者の中では一番早くに。
その顔を見て正直に「凄」と思った。


写真は平成中村座、大阪公演第1回目の大入袋です。
大阪では計3回中村座が行われました。

謹んでご冥福をお祈り申し上げます